【TOEIC パート6特急 レビュー】

ご覧いただき、ありがとうございます。TOEIC対策のリノキア英語スクールです。

今回レビューするのは、『TOEIC L&R TEST パート6特急 新形式ドリル』です。

当テキストを初めて使ったのは2017年の4月でした。

その頃はまだTOEIC990点を取得しておらず、Part6に対しても苦手意識を持っていました。

とくに文挿入問題を苦手としており、答えを2択まで絞り込めているのに、最後はなぜか間違ったほうを選んでしまうという悩みを抱えていました。

Part6への苦手意識を払拭するためには、とにかく問題をたくさん解いて慣れていくことが必要だと感じ、ちょうど発売されたばかりの当テキストを購入しました。

このテキストには、Part6の問題が30セット(1セット4問)も収録されているため、量をこなすには最適です。

僕の場合、1周目が終わったあたりで、Part6に対する苦手意識が消えているのを実感しました。
文挿入問題も、どこを根拠にして答えを決定すべきかが理解でき、2択で迷うことが少なくなり、正解の選択肢をダイレクトに選べるようになりました。

そしてテキストを使い始めてから2ヵ月後、2017年6月のTOEIC公開テストで、念願の990点(満点)を取得したのです。

まさにこの特急本のおかげですね。

Part6に対して漠然とした苦手意識を持っていらっしゃる方々に、強くオススメしたい1冊です。

対象レベルは? どんなところが良いの?

対象:全レベル

目標点数が500点だろうと900点だろうと、使う価値のあるテキストです。
Part6を何とかしたいと思っているのなら、レベルに関わらず、ぜひ使っておきたい1冊です

3部構成になっており、1章と2章は、基本~標準レベルの問題が集められています。
600点までが目標ならば、この2つの章だけでも十分なくらいです。

最後の3章は、ややレベル高めになっています。
語彙レベルも高めでありながら、内容も難しめに設定されています。
文脈がつかみにくかったり、そもそも話題が何かわからないという可能性もあります。
3章は、700点以上が目標ならば必ずやっておきたいところです。

良いところ

  1. 解説が丁寧
    ちゃんと読めば納得できると思います。
    文法用語(定冠詞・自動詞など)が使われていますので、そうした語句を知っているほうが、解説を理解しやすいです。
    ただ、たとえ文法用語がわからなくても、どの語句を指しているのかが分かるように記載されているので、あまり心配は要りません。
  2. 語注も丁寧
    語注にどんな単語を載せているかでテキストの想定レベルが分かったりもしますが、このテキストはTOEIC初心者でも使えるように意図されています。
    基礎的な単語もしっかり載せてあるため、安心して使えます。
  3. 文脈重視の問題が多い
    昨今のPart6は、空所の前後だけを見れば解ける問題が少ない印象です。
    このテキストは、文脈に沿った理解ができているかを試す問題が多いので、「なんとなく」で読んでいると、けっこう間違える(あるいは悩む)と思います。
    その間違えたり悩んだりしたポイントが、克服すべきポイントとなるので、自分の課題を見つけやすいテキストだと思います。
    「どこで文脈を見失ったのか・なぜ文脈を見失ったのか」をしっかりと突き止めましょう。
  4. 分からない問題を捨てることを肯定している
    今のTOEICは900点レベルであっても、すべて解き終わらないケースがあります。
    ましてや600点や700点が目標であれば、解き終わらないのが「普通」と考えるべきだと、個人的には思っています。
    著者は、「あきらめ力」という言葉で表現されていましたが、この「あきらめ力」が不足していると、解かなくてもいい問題で止まってしまい、解くべき問題に時間が回せないという悪循環に陥ります。
    「分からない問題は飛ばしていこう」という姿勢は、TOEICでは非常に重要なのです。
自身の判断が必要な点
  1. 文挿入問題の解き方
    このテキストでは、文挿入問題は「最後に解く」ことを勧めています。
    つまり、文書全体の内容がわかってから解くべきだとしています。
    これは個人の向き不向きがあると思うので、ご自分でいろいろ試しながら、自分に合った解き方を決めるのが良いのではないでしょうか。
    問題によっては、段落の最後までを読んだ時点で、文挿入問題が解けることもあります。
    もちろん人によっては文書全体の内容がわかってからのほうが安心、という方もいらっしゃるので、やはり各々でしっくりくる方法を見つけていくのが良いと思います。
  2. 時間配分
    このテキストに載っている時間配分の例は、「75分で100問を解くための時間配分」なので、注意が必要です。
    当テキストでは、Part6の解答速度の目安は、「1問30秒以内=Part6全体で8分以内」となっていますが、これはけっこうな速度です。
    600点~700点が目標ならば、10~12分くらい費やしても問題ありません。
    僕がこれまで担当してきた生徒さんたちも、そのくらいの時間で解いて600点や700点を達成しています。
    800点以上が目標ならば10分以内、900点以上が目標ならば8分以内、という感じではないでしょうか。
    ご自分の目標点数に合わせて、時間配分を決めていきましょう。
  3. 後半は難しめ
    前でも触れましたが、3章(つまり最後の10セット)は問題のレベルが高いです。
    700点以上が目標ならば、ぜひ解いておきたいところです。
    600点までが目標なのであれば、テストまでの時間的余裕などと相談しながらで良いと思います。
    基礎を重視するのであれば、最初の20セットを重点的に解いていくのが良いです。

まとめ

オススメ度|★★★★★(満点)

どんなレベルの人でも使うことのできる、素晴らしいテキストだと思います。
僕自身も、このテキストのおかげでPart6への苦手意識がなくなりました。
経験から言えるのは、「Part6は慣れ」が大きいということです。

もちろん基本的な知識があるうえでの「慣れ」ということになりますが、Part6で得点できる人は、それなりの問題演習量をこなしていると思います。

たくさん解いていると、TOEICが得意としているパターンに気がつく「悟り」のような瞬間が訪れるので、その「悟り」に向かってガンガン問題を解いていきましょう。

以上、『TOEIC L&R TEST パート6特急 新形式ドリル』のレビュー記事でした。