今回も無事に開催されました

ご覧いただき、ありがとうございます。
マンツーマンTOEIC対策のリノキア英語スクールです。

今日は第270,271回TOEIC公開テストが実施されました。コロナ禍の中、いつも無事に開催してくれる運営には感謝ですね。

そして受験された方、お疲れ様でした。この日のために準備をしてきたと思いますが、ベストを尽くして実力を発揮できましたでしょうか。

僕は午後のほうで受験してきました。いつもどおり、受験してみての感想を書いていこうと思います。あくまで個人の感想ですので、参考程度にご覧ください。

第271回TOEIC公開テストの感想

僕が受験したのは、パート1のNo.1が「ブラシで床掃除をしている(sweeping the floor)」のフォームでした。

パート1:普通

6問とも標準的だったと思います。No.2の「女性がクリップボード上で書いている」問題では引っかけの選択肢がありましたが、落ち着いて選べるはずです。後半でもそのまで難易度は上がりません。公式問題集レベルの問題でしっかり勉強していれば全問正解できるくらいの難易度でしょう。

パート2:普通

No.7~20までは定番問題が目白押しという感じです。後半になっても難解な変化球問題はなかったですね。ある程度、予想できるくらいの変化球なので、解きなれている人なら、そこまで難しいとは感じなかったと予想します。2問ほどナレーターの発話が速い(オーストラリア男性&若いほうのイギリス女性)がありましたが、そこは気にしなくて良いかと。むしろ、そこでペースを崩されないかが、最後まで走り抜けるポイントになるかと思いました。

パート3:やや難しい

セリフ問題は読んだだけで答えが予想できるものが目立ちましたが、普通の問題では内容理解問題の難易度が高めだったと感じました。500~700点を目指す人は、キーワードを拾って解く問題でいかに正解できているかが勝負ですね。それ以上のスコアになると、内容理解問題(キーワードを直接言っていない問題)での正解数がカギとなります。グラフィックは標準的でした。ピーナッツの値段が高すぎるからアーモンドにしようという話では「え?」と思いました。ピーナッツのほうが安そうなのに……。

パート4:普通

パート4はそもそも難しめに作られていると思います。だからパート3と比べると難しく感じることでしょう。今回の問題は、標準的かなと思いました。パート4は「普通=やや難しい」という感じなので、判断が難しいところです。でも、きわめて難しい問題はなかったと思います。キーワードをしっかり拾って解いて、セリフ問題でつまずかないように注意すれば、最後までリズムを保って解けることでしょう。

パート5:やや簡単

選択肢の単語は簡単なのに難しい問題がいくつかありましたが、全体的に見れば解きやすい問題が多かったと思います。時制の問題は典型的で、代名詞の問題はしっかり文全体を見させるもので、良問が多かったかなと。英語を理屈だけで理解しようとしている人には難しく感じたかもしれません。こういう時、フィーリングに頼って解いている人が意外と強かったりします。TOEICって、よく分からないですよね。

パート6:普通

語彙・文法・文挿入ともに標準的なレベルでした。時制問題では、パート5に続いて現在完了が出題されていたのが印象的で、語彙問題では、No.146の「—— tradition」が考えさせる問題だったと思います。単語を知っている上級者ほど迷ったのではないでしょうか。

パート7:普通

最初のNo.147-148から見慣れないチケットが出ていました。ホテルのクロークに荷物を預けたときにもらえるようなチケットなのでしょう。シングルパッセージは最初の問題が印象的だったのと、アーティクルが難しかったです。ある会社が新しい施設を作って、そこに機械や業務を移行させるという内容だった思うのですが、固有名詞がわんさか出ていて混乱しましたね。でも、苦労したのはその2つくらいで、あとは解きやすかったかなと。複数パッセージになってからは解きやすさがさらに上がったと思います。簡単に感じた人も多いのではないでしょうか。選択肢の細部まで見ないと引っ掛かってしまう問題もありましたが、そこを解けるかが中級者と上級者の分水嶺になるのだろうなと思いながら見ていました。総じて解きやすい問題が多かったと思います。最後のほうに出てきたChenさんとChoさんが紛らわしかったです。

最後の見直しでミスを発見できた

今回は周りの人が気になってしまい、集中が乱れてしまいました。通路を挟んだ右隣の人がシャーペンでペン回しをする人で、回すたびに「カチャ、カチャ」という音が鳴り、リーディング中はそれで気が散ってしまいました。

禁止事項には入っていませんが、音がうるさいと感じる人もいますし、ペンを落としたときには大きな音がして周りの迷惑になる可能性もありますので、ペン回しも禁止にしてほしいなと思いました。

よっぽど試験官に言おうかと思いましたが、問題を解くのに必死だったので、結局なにもしないで最後まで終わりました。きっと同じように感じていた人もいたんじゃないかと思っています。

そんな感じで集中力は薄くなってしまったけれども、いつもどおり10分ほど残して見直しをしたところ、パート7で1つミスをしていたことに気が付けました。解きやすいレベルだったとは言え、注意散漫な状態で解いていますから、思わぬミスはあるかもしれないと思っていました。

ミスに気づけたことが今回のハイライトです。

次回は7月11日

さて、6月の公開テストも終わり、次回は7月となりました。

7月11日がテスト日なので、なんと3週間のインターバルしかありません。

準備期間がいつもより短いと捉えるか、緊張の糸を切らさずに勉強ができると捉えるか、人それぞれでしょうが、やっぱり前向きに解釈していきたいですよね。

7月は東京オリンピックも開催される(本当に開催されるのか分かりませんが)ので、TOEIC公開テストも普段とは違った趣になるかもしれません。

ただ、TOEICの勉強をしている人にできることは、ひたすら準備することです。

7月も悔いのないテストにできるよう、頑張っていきましょう。そして本日受験された方、お疲れ様でした。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。