TOEIC500点に必須のby / until

ご覧いただき、ありがとうございます。TOEICスクールのリノキア英語スクールです。

今回は、似ているようで全然違う、by / untilについてです。

生徒さんから「違いって何ですか?」と質問を受けることが多いこの2つですが、混同してしまうのは両方とも「~まで」という訳で覚えてしまっていることが原因です。

この記事では、by / untilの違いについてまとめながら、最後にTOEIC形式の練習問題を解くことで理解度をチェックできるようにしてあります。

もちろん最初に練習問題を解いてみても大丈夫ですので、ご自由にお使いください。

それでは早速スタートしていきます。

byについて

byは「~までに」

「~までに」という期限・締切のイメージを伝えるのが、byです。

例文でチェックしてみましょう。

You have to submit the report by July 30.
(あなたは7月30日までにレポートを提出しなければいけません)

ちなみに、by~は、その日にち・時間まで含まれます。

この例文だと、7月30日にレポートを提出しても大丈夫です。極端に言えば、7月30日の23時59分59秒までに出せば間に合ったことになります。

ここまで細かい知識はTOEICに必要ありませんが、現実で使っていくときに気になることがあるかもしれません。知っておくと、迷わずに使えますね。

それからもう1つ大事なのが、byは前置詞だということです。

by+名詞としなければいけませんので、正しく使うためにも覚えておきたいですね。

byは前置詞

untilについて

untilは「~までずっと」

「~までずっと」という継続のイメージを伝えるのが、untilです。

例文でチェックしてみましょう。

I am free until around 11:00.
(私は11時ごろまで(ずっと)ヒマです)

I will stay in Japan until Friday.
(私は金曜日まで(ずっと)日本にいるつもりです)

untilも、基本的には期限となる日にち・時間を含むみたいですが、byほどはっきりしていないので、ややこしいところがあります。

気になったら、こちらから質問をして、詳しく確認してみましょう。

A: I will stay in Japan until Friday.

B: So, are you leaving on Saturday?

TOEICでは、untilがどこまでを指すかが問題として出ることはありませんので安心してください。しかし実際に使うことを目標に英語を勉強するわけですから、自分が話すときのためにも、気になったことは質問できるよう準備しておきたいですね。

untilは否定文が重要!

先ほど、「untilも、基本的には期限となる日にち・時間を含む」と書きましたが、これは肯定文のときだけです。

否定文になると、untilは期限となる日にち・時間を含みません。

ややこしくなってきましたね。例文でチェックしてみましょう。

I am not free until 5 in the afternoon.
(私は午後5時までヒマではありません)

5時以降はヒマになる

Riku didn’t study English until he was 20 years old.
(Rikuは、20歳まで英語を勉強しませんでした)

20歳になってから英語をスタートした

※正確には「Rikuは20歳になって初めて英語を勉強した」という訳になります。

否定文でのuntilが、なぜ期限となる日にち・時間を含まないかというと、その期限となる日にち・時間が、それまでされてこなかったことが開始する「起点」となるからです。

また、not+untilがあると、「~になって初めて……する」という訳し方をすることが多いです。構文としてTOEICにも出てきますので、こちらも例文で理解していきましょう。

not+untilの重要構文

It wasn’t until 2020 that Mr. Sato finally decided a career change.
(Sato氏は、2020年になって(初めて)ようやく転職を決意しました)

It is (was) not until ~ that SV「~になって初めてSはVする(した)」という意味の構文が使われています。

構文ですので、覚えていないと正しく訳せません。

TOEICでは、記事問題のようにドキュメンタリー的な文書で使われることがあります。

TOEIC600~700点を目指していくのであれば、知っておきたい構文になります。

また、untilは前置詞・接続詞どちらの品詞もありますので、前置詞のみのbyは違うということも押さえておいてくださいね。

untilは前置詞・接続詞どちらもある

ここまでがTOEICで大事な、by / untilについての説明でした。

練習問題

では最後に、TOEICパート5形式の練習問題を解いて、理解度をチェックしてみましょう。本番さながら、by / until以外の問題も含めていますので、ぜひ解いてみてください。

問題は5問あります。
時間は、100秒(1問あたり20秒)を目安に解きましょう。

それではスタートです。

問題(全5問)

1. The art exhibition will feature 52 abstract paintings and will run —— June 28.
(A) between
(B) until
(C) with
(D) behind

2. Although the staff meeting was originally scheduled for June 10, it was postponed —— later in the month.
(A) by
(B) with
(C) until
(D) during

3. Applications submitted —— the deadline will not be accepted, so prompt action is recommended.
(A) until
(B) by
(C) before
(D) after

4. Camwood Home Supplies will accept applications for sales representatives —— April 30.
(A) through
(B) by
(C) once
(D) while

5. Mr. Baker’s editors asked if he could finish revising the manuscript —— the end of the month.
(A) until
(B) for
(C) through
(D) by

解答と解説

1. The art exhibition will feature 52 abstract paintings and will run —— June 28.
(A) between
(B) until
(C) with
(D) behind

解答:(B)
選択肢はどれも前置詞なので、文脈で判断します。ここでは(B)until「~までずっと」が合いますので、これが正解です。

(訳)その美術展覧会は52の抽象画を呼びものとしており、6月28日までずっと実施されます。

feature:~を目玉とする / abstract:抽象的な / run:行われる 

2. Although the staff meeting was originally scheduled for June 10, it was postponed —— later in the month.
(A) by
(B) with
(C) until
(D) during

解答:(C)
空所前の動詞から「延期された」とわかるので、「いつまで」延期されたのかが重要になります。延期というのは、再開するまでずっと継続するものですから、そのイメージを持っている(C)untilが正解となります。
(A)byは、締切のイメージなので、ここでは合いません。
(D)duringは期間を表す前置詞なので、同じく合いません。

(訳)スタッフ会議はもともと6月10日に予定されていたけれども、今月の中旬以降まで延期となりました。

originally:もともと / postpone:~を延期する 

3. Applications submitted —— the deadline will not be accepted, so prompt action is recommended.
(A) until
(B) by
(C) before
(D) after

解答:(D)
前置詞問題ですが、文脈が非常に重要です。「期限を過ぎてから提出されたものは受け付けられない」という文意になりますので、正解は(D)afterです。
(B)や(C)を入れてしまうと、締切までに出したのに受理されないという不可解な意味合いになってしまいます。

(訳)締切後に提出された応募は受け付けられないため、迅速な行動が推奨されています。

application:応募 / accept:~を受け付ける / prompt:迅速な / recommend:~をお勧めする 

4. Camwood Home Supplies will accept applications for sales representatives —— April 30.
(A) through
(B) among
(C) once
(D) while

解答:(A)
直後に名詞があるので、接続詞である(C)と(D)は除外されます。残った(A)と(B)が前置詞ですが、文脈に合うのは(A)through「~までずっと」なので、これが正解です。untilと同義語になりますので、一緒に覚えてしまうのがいいです。

応募の受付が4月30日まで「継続」するのが文意ですので、「締切」を表すbyは合いません。もし「4月30日までに処理します」のような文意だったら、byが適切となります。

(訳)Camwood Home Suppliesは、4月30日まで(ずっと)営業員への応募を受け付けます。

sales representative:営業担当者 

5. Mr. Baker’s editors asked if he could finish revising the manuscript —— the end of the month.
(A) until
(B) for
(C) through
(D) by

解答:(D)
選択肢はどれも前置詞なので文意で判断しなければいけません。文脈に合うのは(D)by「~までに」なので、これが正解です。

(訳)Baker氏の編集者たちは、彼が月末までに原稿を修正できるかどうかを訊ねました。

editor:編集者 / revise:~を修正する / manuscript:原稿 

「~かどうか」のifについては、下の記事で紹介していますので、よければご覧ください。

間接疑問:TOEIC600点必須の英文法

 

おわりに

練習問題はどうでしたか。

まずは訳し方を区別することで、by / untilの混同を減らすことができます。

そして最終的には文脈に合うものを選べるかどうかがカギとなりますので、「締切」か「継続」かを判断材料にして解くようにしましょう。

また、by / untilは感覚に依るところが大きい単語でもあります。たくさん触れることでセンスが磨かれていきますから、積極的に使っていけると良いですね。

それでは今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

みなさんがTOEICで目標スコアを達成されることを願っております。