TOEIC600点への英文法

ご覧いただき、ありがとうございます。

リノキア英語スクールの鈴木彰憲です。

今回は「間接疑問」についての解説記事です。

間接疑問はTOEIC必須の文法です。

文法問題としての出題があるだけでなく、パート7などの英文でも当たり前のように使用されます。TOEIC600点以上を目指すなら確実に理解しておきたいところです。

この記事は、TOEICに出るポイントをコンパクトにまとめ、最後にパート5形式の練習問題を解くという流れになっています。

最初に練習問題を解いて理解度をチェックするところから始めても大丈夫ですので、ご自由にお使いください。

それではスタートしてきます。

間接疑問とは?

はじめに「間接疑問」という文法用語の説明からです。

間接疑問とは、文中に組み込まれた疑問文のことを指します。
疑問詞(wh-語)を含んでいる場合がほとんどなので気づきやすいです。

例文でチェックしてみましょう。

間接疑問の例文-その1

I know where he lives.
(私は彼がどこに住んでいるのか知っています)

赤字になっているwhere he livesが間接疑問のところです。

本来ならば、Where does he live? という疑問文だったのが、I know~という文中に組み込まれることで「間接疑問」となるのです。

間接疑問のカタマリは名詞として扱われます。例文では、knowの目的語となっています。

そして、この間接疑問には大事なルールがあります。

間接疑問になると、語順が変わる!

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、普通の疑問文と、間接疑問とでは、語順が違います。間接疑問になると、疑問詞(wh-語)のあとが「平叙文の語順」に変わります。

ちなみに、Where does he live?のような普通の疑問文は、「直接疑問」と呼ばれます。

どの疑問詞を使っても、間接疑問は作れます。
他にも例文を見てみましょう。

間接疑問の例文-その2

1.I don’t know what he thinks.
(彼が何を考えているのか分かりません)

2.Do you know what time the meeting starts?
(会議が何時に始まるか、知っていますか)

3.I don’t remember how I came home.
(どのように帰ってきたのか覚えていません)

4.Mr. Kim knows when the bus leaves.
(Kim氏は、バスがいつ出発するかを知っています)

5.I know who he is.
(彼が誰なのかを知っています)

2番の例文にあるwhat timeのようにフレーズで1つの疑問詞になるものでも間接疑問を作ることができます。疑問詞のあとは平叙文の語順というところが肝心ですね。

間接疑問の重要ポイント 

①:疑問詞を含んでいることが多い

②:間接疑問では、語順が平叙文に戻る

③:間接疑問のカタマリは、1つの名詞になる(名詞節)

※ 名詞節:名詞の役割をする「接続詞+文」

 

疑問詞を含まない間接疑問

ifとwhetherも、間接疑問のパーツとして使われます。
TOEICにも頻出しますので、ぜひ覚えておきましょう。

if / whether(~かどうか)も間接疑問で使われる

また、ifについては、「もし~」という訳もありますが、間接疑問では絶対に「~かどうか」の訳になります。間接疑問は「名詞節」というポイントが重要ですので、例文も使いながらチェックしていきましょう。

if / whetherの例文

・I want to know if Mr. Wang attends the ceremony.
(Wang氏がセレモニーに参加するかどうかを知りたいです)

・She asked me whether I liked Japanese food.
(彼女は、私が日本食が好きかどうかを訊ねてきました)

if / whetherは疑問詞ではありませんが、間接疑問を作れます。
if / whetherのあとは平叙文の語順ということも大事ですね。

続いて、ifについて区別をつけていきましょう。

最大のポイントは、ifの文(=if節)が「名詞節」なのか「副詞節」なのかという点です。
間接疑問のif節は「名詞」として機能しますが、「副詞」として機能するif節もあるのです。例文で比較してみましょう。

※ 副詞節:副詞の役割をする「接続詞+文」

if:「~かどうか」と「もし~」の区別

1.I asked her if she knew my older brother.
(私は彼女に、兄を知っているかどうかを訊ねました)

2.I want to visit New York if I travel to America.
(もしアメリカに旅行したら、ニューヨークに行ってみたいです)

まず1番の例文は、間接疑問ですのでif節が「名詞節」として機能しています。
askという動詞の目的語になっているわけです。

2番の例文は、if節が「副詞節」として機能しています。
「ニューヨークに行きたい」という動詞の部分を修飾しているわけです。

副詞のほうは、あってもなくても文が崩壊しませんので、そこでも判断がつきます。たとえif I travel to America.を省略したとしても、I want to visit New York.というメインのメッセージは伝わります。

「名詞」として働くif節(名詞節)は「~かどうか」
「副詞」として働くif節(副詞節)は「もし~」

文構造が把握できれば、間接疑問のifなのか、それとも条件を表すifなのかで迷うことはありません。TOEIC600点には品詞で区別できることも必要なのです。

パート5形式 練習問題

ここまででTOEICで大事な「間接疑問」のポイントを確認することができましたので、最後にパート5形式の練習問題を解いて理解度をチェックしてみましょう。

問題は全部で5問あり、どれも間接疑問に関連したものになっています。
時間は1分以内(1問12秒ほど)を目安に解いてみてください。

それではスタートです。

問題(全5問)

1. Tadao Kuma, an accomplished Japanese architect, gave a presentation about —— his study in Britain influenced his skills.
(A) that
(B) where
(C) who
(D) how

2. Mr. Hudson sent an e-mail to his manager to explain —— he needed an extension of the deadline.
(A) why
(B) how
(C) where
(D) which

3. A lot of customers have questioned —— the shopping mall will be open on New Year’s Day.
(A) though
(B) whether
(C) while
(D) additionally

4. Ms. Ramos had definitely saved the file in one of the folders on the desktop, but she couldn’t find out where ——.
(A) was it
(B) she was
(C) it was
(D) was her

5. Our staff will contact you promptly —— there are any changes to the conference schedule.
(A) during
(B) whether
(C) because
(D) if

 

解答と解説

1. Tadao Kuma, an accomplished Japanese architect, gave a presentation about —— his study in Britain influenced his skills.
(A) that
(B) where
(C) who
(D) how

解答:(D)
(A)以外は間接疑問が作れますので、あとは文脈で選びます。
間接疑問が問題として出るときは文脈重視になることが多いので、必ず最後まで読んでから答えを選ぶようにしてください。
選択肢のうち、文脈に合うのは(D)howなので、これが正解です。
また、間接疑問は「名詞節」なので、前置詞のあとに置くことが可能です。

(訳)熟練した日本の建築家であるTadao Kumaは、イギリスでの勉強が彼のスキルにどのように影響したかについてプレゼンテーションしました。

accomplished:熟練した / architect:建築家 / influence:~に影響を与える

2. Mr. Hudson sent an e-mail to his manager to explain —— he needed an extension of the deadline.
(A) why
(B) how
(C) where
(D) which

解答:(A)
間接疑問の問題なので、文脈をきちんと把握しましょう。
この問題の文脈に合うのは(A)whyなので、これが正解です。
空所前のexplainは、間接疑問とセットになることの多い動詞です。

(訳)Hudson氏は、なぜ締切りの延長を必要としているのかを説明するために、部長にメールを送りました。

explain:~を説明する / extension:延長

3. A lot of customers have questioned —— the shopping mall will be open on New Year’s Day.
(A) though
(B) whether
(C) while
(D) additionally

解答:(B)
空所の前後には文章があるので、副詞である(D)は除外できます。
(A)~(C)はどれも接続詞として使えますが、動詞questionの目的語となるような「名詞節」を作れる接続詞は(B)whetherしかないため、これが正解です。
(A)と(C)は副詞節を作る接続詞です。

(訳)たくさんのお客様が、ショッピングモールが元日に営業するのかどうかを訊ねてきています。

question:~を質問する

4. Ms. Ramos had definitely saved the file in one of the folders on the desktop, but she couldn’t find out where ——.
(A) was it
(B) she was
(C) it was
(D) was her

解答:(C)
find out「~とわかる」という動詞後にwhereが続いていることから、find outの目的語となる間接疑問だと判断できます。間接疑問は、疑問詞のあとは平叙文の語順になるので、(C)が正解となります。
(B)も平叙文の語順ですが、文脈に合わないので不正解です。

(訳)Ramos氏はデスクトップ上のフォルダーの1つにそのファイルを確実に保存したのだが、それがどこにあるのか分からなかった。

definitely:確実に

5. Our staff will contact you promptly —— there are any changes to the conference schedule.
(A) during
(B) whether
(C) where
(D) if

解答:(D)
空所の前後に文があるので、接続詞が必要です。文脈から判断して(D)ifが正解となります。
(B)whetherもifと同じ意味で使われることがありますが、それは「名詞節」のときだけです。この問題では「副詞節」ですので、whetherではなく、ifが正解となります。

(訳)もしカンファレンスの日程になにか変更があれば、スタッフがすぐに連絡いたします。

contact:~に連絡する / promptly:すぐに

おわりに

練習問題はどうでしたか。
間接疑問についての基本を掴めたでしょうか。

TOEICには、それほど複雑な間接疑問は出てきません。
この記事で扱ったような基本項目が分かっていれば十分です。

間接疑問をしっかりと理解し、自分でも使いこなすためには、動詞や時制も勉強することが必要ですので、総合的な文法力を高めていってください。

TOEICを通して、「使える英語」を習得していきましょう。

それでは最後までご覧いただき、ありがとうございました。
みなさんがTOEICで目標スコアを達成されることを願っております。