【TOEIC600点のための英文法】

ご覧いただき、ありがとうございます。TOEIC対策のリノキア英語スクールです。

今回は、現在分詞と過去分詞についてです。

分詞について知っておくと、Part5,6の文法問題で正解率が上がるのはもちろんのこと、Part7の読解においても英文が正確に読めるようになるという利点があります。

TOEIC600点を目指すのであれば、分詞は絶対に押さえておきたい文法です。

いつもどおり、簡単な解説のあとで練習問題を用意してありますので、そこで理解度をチェックしてください。あるいは、先に練習問題を解いてみて、理解度を測定しても大丈夫です。
正解の根拠をご自分で説明できれば、理解度は問題ありません。

また、「分詞」という文法は、動詞の意味を知っていてこそ知識が活きてきます。
理解が大丈夫であれば、どんどん単語数を増やしていくほうにシフトしてほしいと思います。
「分詞」という文法項目で差がつくとしたら、おそらく語彙力です。

この記事では、TOEIC600点を取るために必要な「分詞」について扱います。
文法そのものは単純ですので、ここの理解度で差がつかないようにしておきたいですね。

それではスタートしていきます。

現在分詞 / 過去分詞とは

現在分詞も過去分詞も、「分詞」と呼ばれるものに含まれます。
まずは基本事項を押さえましょう。

2つの分詞

・現在分詞【~ing形 / 「~している」という意味】

・過去分詞【~ed形が基本 / 「~される・された」という意味】
※ 過去分詞には、不規則変化もあります(made, caughtなど)

ということで、「分詞」と言ったら、この現在分詞か過去分詞のどちらかを意味します。

ところで、「過去分詞」という言葉には、馴染みがある方も多いのではないでしょうか。

中学生のころに「be動詞+過去分詞」とか「have+過去分詞」とか、英文法の決まりを呪文のように先生から聞かされるのは、多くの方が経験していることだと思います。

その呪文のようにして覚えた現在分詞・過去分詞を使用する文法がいくつかありますが、覚えていますでしょうか。TOEICで重要なものだと、3つありますので、ここで整理してしまいます。

分詞が使われる文法

進行形 【be動詞+現在分詞(~ing形)】
現在進行形・過去進行形・未来進行形といった種類があります。

完了形 【have+過去分詞】
現在完了形・過去完了形・未来完了形といった種類があります。

受動態 【be動詞+過去分詞】

以上の3つが、分詞を使う代表的な文法です。
いずれもTOEICに必須ですので、絶対に知っておいてください。
TOEIC600点を達成できるかどうかは、こうした基本文法を知っているかどうかで、大きく変わります(※ 過去完了形・未来完了形はすこしレベルが高めなので、700点以上を目指すのであれば理解しておいたほうが良いと思います)。

さて、前出の3つの文法では「分詞」が使われているわけですが、その使われ方に共通点があります。わかりますでしょうか。

その共通点とは、「分詞が動詞のパーツになっている」ということです。

言い換えれば、「分詞」単独では動詞になれません……ということですね。

これは非常に大事なルールですので、ご自分で「分詞」を使う際にも意識してみてください。意識するように心がければ、やがて意識せずとも「分詞」が正しく使えるようになります。TOEICは「分詞」が正しく使えるかどうかを頻繁に試してきます。

重要

現在分詞と過去分詞は1語で動詞になることができない
be動詞やhaveと結びついて初めて1つの動詞となる

TOEICのPart5,6の動詞問題では、ひっかけの選択肢として分詞が混ぜられていますので、先のルールさえ分かっていれば、ダミーに惑わされることもありません。

これも後ほどの練習問題に含めていますので、TOEICがどのようにして受験者の理解度を試そうとしているのかをチェックしてみてください。

分詞が1語だけで使われるケース

TOEICにおける「分詞」には、もう1つ知っておかなければいけないことがあります。
それは、分詞が単独で使われるケースです。

先ほどは「分詞は、be動詞やhaveと結びつくことで動詞になる」というルールでした。
今度は、be動詞やhaveがない場合の分詞はどうなるの?という話になります。

結論から覚えてしまいましょう。

分詞のはたらき

分詞は「形容詞」であり、名詞を修飾する

これが大事なポイントです。

そう、分詞だけだと「形容詞」として働くのです。

例文を見ながら理解度をチェックしていきましょう。

分詞の例文

1.Look at that dancing man.(あの踊っている男性を見てください)

2. I decided to buy a used car.(私は中古の車を買うことに決めました)

1の英文では、dancingという現在分詞が manという名詞を修飾しています。
まさに「形容詞」として機能しており、男性は「踊る」側なので能動の意味を持つ現在分詞を使います

2の英文では、usedという過去分詞が carという名詞を修飾しています。
こちらも「形容詞」として機能しています。車は「使われる」側なので受動の意味の過去分詞が適切です

現在分詞・過去分詞の使い分け

修飾する名詞が「~する」側ならば、現在分詞

修飾する名詞が「~される」側ならば、過去分詞

ここまでが基本知識になります。
でもTOEIC600点のためには、もうちょっと進んだところまで知っておく必要がありますので、そちらもカバーしてしまいましょう。

分詞を含んだフレーズの場合

【1語】
Look at that dancing man.(あの踊っている男性を見てごらん)

【2語】
Look at that man dancing with Nana.(ナナと踊っているあの男性を見てごらん)

さっきまでは”dancing”1語だけだったのですが、今回は”dancing with Nana”というフレーズとなって、名詞”man”を修飾しています。違いは、名詞の「前から」修飾しているか、「後ろから」修飾しているかです。

「分詞」はこのように、修飾語(with Nana)がくっついてフレーズ化するパターンもあり、その場合は名詞の「後ろ」に置かれます。ここがTOEIC600点のために知っておきたいポイントです。

分詞がフレーズになるパターン

1.分詞+前置詞+名詞
2.分詞+目的語

1のパターンは、”dancing with Nana“のような感じですが、2のパターンは例題に出てきていなかったので、ここで紹介しておきます。

分詞+目的語 の例文

Look at that man playing the guitar.(ギターを弾いている男性を見てごらん)

“the guitar”が、playingの目的語となっています。
目的語も、分詞のフレーズ化のための条件となりますので、覚えておきましょう。

ここまでがTOEIC600点を目指すために知っておきたい分詞です。

「分詞」はどうしても動詞と似ている形になっているので、英文を読んでいるときに「あれ、動詞が2つある?」なんて迷ってしまうことが出てくる場合があります。分詞の基本をしっかりと理解していれば、正しい読解へとつながりますので、TOEIC600点のためには、必ず身につけておきたいところです。

これから練習問題に入りますので、そこで理解度をチェックしてみてください。

TOEIC Part5形式 練習問題

問題(全5問)

No.1

At the retirement party for Mr. Jeonghan, he was highly —— for his years of dedication to Percy Pharmaceuticals.
(A) recognize
(B) recognizes
(C) recognizing
(D) recognized

No.2

Please sign and return the —— document to indicate your willingness to accept the position as store manager.
(A) attach
(B) attaching
(C) attached
(D) attaches

No.3

Nelson Kitchen’s —— introduced menu, Giant Burger, will be available in selected Tokyo markets beginning on April 1.
(A) new
(B) newly
(C) newer
(D) newest

No.4

Camwood Home Supply will —— applications for cashiers and sales associates until August 31.
(A) accepting
(B) accepted
(C) accept
(D) accepts

No.5

Over the last 20 years, Shade Architects Office has —— close relationships with many international companies.
(A) developed
(B) develop
(C) developing
(D) development

解答と解説

No.1

At the retirement party for Mr. Jeonghan, he was highly —— for his years of dedication to Percy Pharmaceuticals.
(A) recognize
(B) recognizes
(C) recognizing
(D) recognized

解答:(D)
動詞問題です。
空所の前にはbe動詞があるので、(C)が(D)が入ります。
そして、ここでは意味的に受動態が合うので、(D)が正解となります。
分詞を理解していることと、動詞の意味がわかっていることが合わさって正解できるようになりますので、(C)か(D)に絞り込めていたのであれば、単語を増やしていきましょう。

(訳)Jeonghan氏の退職パーティーで、彼はPercy Pharmaceuticalsに対する何年もの献身を高く称賛されました。

語句:retirement:退職 / highly:高く / recognize:~を称賛する / dedication:献身 

No.2

Please sign and return the —— document to indicate your willingness to accept the position as store manager.
(A) attach
(B) attaching
(C) attached
(D) attaches

解答:(C)
文法問題です。
空所後に名詞documentがあるので、それを修飾する形容詞が入ります。
選択肢のうち、形容詞になれるのは(B)と(C)です。
それぞれ現在分詞・過去分詞と呼ばれるものですが、これらは形容詞の働きをします。
2択まで絞れたら、あとは文脈に合うよう意味で判断します。
現在分詞は「~している」、過去分詞は「~された」という意味を持っており、修飾する名詞によって使い分けなくてはなりません。
ここの名詞であるdocumentは、「添付される側のモノ」なので、過去分詞である(C)が正解となります。

(訳)店舗マネージャーの仕事を受ける意欲を示すための添付書類にサインをして、返送してください。

語句:indicate:~を示す / willingness:意欲 / attach:~を添付する 

No.3

Nelson Kitchen’s —— introduced menu, Giant Burger, will be available in selected Tokyo markets beginning on April 1.
(A) new
(B) newly
(C) newer
(D) newest

解答:(B)
品詞問題です。
空所後に、過去分詞introducedがあり、それを修飾できるのは副詞だけです。したがって、副詞である(B)が正解です。
(訳)Nelson Kitchenの新商品である(=新しく導入された)Giant Burgerは、4月1日から東京の選ばれた場所で購入できるようになります。

語句:introduce:~を導入する / selected:選ばれた / beginning:~から

No.4

Camwood Home Supply will —— applications for cashiers and sales associates until August 31.
(A) accepting
(B) accepted
(C) accept
(D) accepts

解答:(C)
動詞問題です。
空所前に助動詞willがあるので、原形である(C)が正解です。
(A)や(B)は分詞であるため、be動詞などとセットでないと、動詞になることができません。分詞は、このような形でダミーの選択肢に含まれていることも多あるので、注意してください。

(訳)Camwood Home Supplyは、8月31日まで、レジ係と販売員の仕事への応募を受け付けています。

語句:accept:~を受け付ける / cashier:レジ係 / sales associate:販売員 / application:応募 

No.5

Over the last 20 years, Shade Architects Office has —— close relationships with many international companies.
(A) developed
(B) develop
(C) developing
(D) development

解答:(A)
動詞問題です。
空所前にhasがあるので、現在完了形であると分かります。
現在完了形は「have+過去分詞」なので、(A)が正解です。

(訳)過去20年にわたり、Shade Architects Officeは、たくさんの国際的企業と親密な関係を築いてきました。

語句:over the last ~:過去~に渡って / close:親密な

おわりに

TOEIC600点を取るために「分詞」は欠かせない文法であります。
使い方そのものは複雑ではないので、すぐに理解できると思います。

あとは「自分で分詞を使って英語が作れる」レベルを目指していきましょう。

理屈は、今回の記事で紹介したので十分です。
あとは動詞の単語数を増やしていくことが重要になります。
分詞が本当に身につくかどうかは、ここに掛かっています。

練習問題でも何問かありましたが、分詞はそもそも動詞の意味を知っていないと、現在分詞・過去分詞を使い分けることが難しいです。

600点に到達するための勉強だと、こういうところで差がつきます。

「分詞」という文法は、単語の知識ありきで実戦レベルとなります。
どんどん単語を覚えて、お持ちの文法知識を存分に活かしていってください。

みなさんが、TOEICで目標スコアを達成されることを願っております。

それでは、ご覧いただき、ありがとうございました。