ご覧いただき、ありがとうございます。

リノキア英語スクールの鈴木彰憲です。

今回は、メルカリで買った教材紹介の第2弾です。
「英検準1級」と「TOEFL」の教材を紹介したいと思います。
(英検準1級とTOEFLをまとめているのは、冊数がちょうどいいからです)

「英検1級」のテキストを扱った前回記事もご覧ください。

メルカリで買った教材紹介【英検1級編】メルカリで欲しいテキストを見つけよう!

前回と同じように、メルカリでの購入価格と、Amazonでの購入価格を比較できるようにしていきます。

英検は、級が上がるにつれて、受験料とテキスト代も上がっていきます。
英検準1級は「上級レベル」になるため、テキスト1冊にしても、それなりに値が張ります。

TOEFL(iBT)は言わずと知れた高額受験料($235)であり、テキストも高いものが多いです(その値段に見合ったボリュームがあることも確かです)。

どちらの試験を受けるにしても、受験料はともかく、テキスト代でもけっこうな出費がかさむことになるでしょう。
新品のテキストを買うことでモチベーションは上がりますが、中古であることを気にしないのであれば、ぜひメルカリを使って、テキスト代を抑えるのも得策だと思います。

また、メルカリに出品されているのは、「その人がもう使わなくなった」ものなので、いわば使い主のないテキストたちです。

そんなテキストたちを引き取って、使ってあげることができたら、テキストもきっと喜ぶことでしょう。

テキストに活躍の場を与えることができ、お金の節約にもなるメルカリを使って、充実した英語学習につながればいいなと思います。

それでは、さっそくスタートしていきます。

英検準1級のテキスト

はじめに、僕自身の話を少しだけ紹介します。

僕は、大学1年生のときに英検準1級に合格しました。
2007年度の第3回試験です。
(ちなみに英検1級もダブル受験しましたが、遠く及ばずに不合格でした)

余談ですが、大学1年生だった2007年の9月には、初めてのTOEICを受験しました。
そのときのスコアは790点で、直後に英検準1級の勉強を始めました。

それから4ヵ月間、かなり必死に勉強し、英検準1級に合格しました。
しかし、本当のところは英検1級が本命だったのです。
だから英検準1級は、合格して当然だったかもしれません。
1級と準1級とのあいだには、かなり大きな差があることを痛感し、英検準1級の2次試験が終わってからすぐに、英検1級に向けての対策を再開しました。
でも、英検準1級に受かって嬉しかったのは事実です。
そこで浮かれなかったことが僕にとっては大きかったのです。

ただ、嬉しかったのは、それだけではありません。
合格した直後のTOEIC(2回目の受験)で、910点を取ったのです。
リスニング力が大きく伸びていました。
僕は大学1年生にして、英検準1級とTOEIC900点ホルダーになれたのでした。
きっとTOEICの勉強だけに専念していたら、900点には届かなかったと思います。
英検準1級は、それだけハードルの高い勉強だったのだと、後になってから実感しました。

以上、英検準1級に関する、ちょっとした思い出でした。
それでは本題に戻って、メルカリで購入した英検準1級テキストを紹介していきます。

 

1.英検準1級 でる順パス単

英検準1級を目指していた当時、僕は『パス単』を使っていました。

昔の『パス単』は、紙質が硬くて使いにくかった記憶がありますが、いまの『パス単』は軟らかくて開きやすいです。

旺文社からの単語集では『文単』というものもありますが、『パス単』のほうが人気ですね。僕も『パス単』のほうが単語学習に専念できて良いと思います。

今後、英検準1級の指導をするかもしれないので、研究用に購入しました。
とてもきれいな「新品同様」の状態で届きました。

メルカリ価格は、930円でした。(Amazon価格は、1,760円です)

ほぼ半額ですね。

 

2.英検準1級 語彙・イディオム問題500

英検は、上級になるほど「語彙力」が重要になります。

実際のところ、僕自身も語彙力のおかげで英検1級・準1級に合格できたと思っています。
とくに英検1級の1次試験は、3度目の正直で合格しました。
合格したとき、得点率にもっとも変化が見られたのが「語彙」だったのです。

僕はこの『語彙・イディオム問題500』の英検1級バージョンを使っていました。
それのおかげで語彙力が増えたようなものなので、この準1級バージョンも同じように使えるはずです。

もっとも、こちらも研究用の購入だったため、生徒さんにも使ってもらいながら、有効性を検証していきたいと考えています。

このテキストも、きれいな状態で届きました。
今では旧版となってしまっているため、購入の際にはお気をつけください。

メルカリ価格は、420円でした。

※ 改訂版はこちらになります。

中身は、旧版とはちょっと違います。
旧版は、問題が「政治・文化・日常生活」などのトピックでセクション化されています。
改訂版のほうは、「名詞・動詞・形容詞」のように品詞でセクションが分かれています。
これは完全に「好きなほう」で良いかと思います。

 

3.2018年度版 英検準1級 過去6回 全問題集

おなじみの「過去問」です。

個人的な印象ですが、過去問は4年分くらい解いておけば十分だと思います。
英検には「リサイクル問題」と呼ばれる、過去に出た問題を再利用する風習があるみたいですが、それを狙って過去問を解きまくることには疑問があります。

合格点が狙えるくらいになったのなら、過去問はひとまず置いてしまい、もうちょっと上のランクの英語に触れたほうがいいと思いますし、合格点に届いていないのであれば、足りない箇所を補強することに専念したほうがいいと思うのです。

僕の場合は、業務上必要であるため、購入しました。
「未使用同然」の状態で届きましたので、やはりメルカリは良いですね。

メルカリ価格は、1,200円でした。(Amazon価格は、2,743円です<中古品+2020年5月時点>)

でも、過去問って、気分が上がる何かがありますよね。

 

4.2016年度版 英検準1級 過去6回 全問題集

引き続き、過去問です。
この2016年度版に収録されているのは「旧形式」の問題なので、ご注意ください。

こちらも英検指導をするときに必要かなと思い、購入しました。
英検準1級も、かなりハイレベルですね。
これをしっかりやればTOEIC900点レベルになるのも分かるな……と今更ながら、実感しております。

書き込みや汚れのない「新品に近い」状態で届きました。
丁寧に保管されていたようで、ありがたいです。

メルカリ価格は、870円でした。(Amazon価格は、744円です<中古品+2020年5月時点>)

このように、Amazonで購入したほうが安いケースもありますので、ご注意ください。
メルカリの良いところは、写真で状態が確認できるのと、出品者に直接質問できること、それから値下げ交渉ができることです。

 

5.2014年度版 英検準1級 過去6回 全問題集

引き続き、過去問です。
全問題集が刊行されてから40周年記念だったみたいですね。

2014年といえば、僕はまだキャリアをスタートしたばかりの英語講師でした。
地方の学習塾で、中学生と高校生に英語を教えて暮らしていました。
学生たちは新しい知識を得ることに貪欲で、授業をしていて楽しかったです。

今となっては、英検が受験に使えるようになりつつあり、時代も変わってきた印象です。
僕は英検が好きなので、英検を通して英語力を上げていけるようなシステムができていくと非常に嬉しいですし、指導にも熱が入ります。
ただ、これ以上の値上げだけは勘弁してほしいですね。

こちらも「未使用品レベル」の状態で買うことができました。
大切に使われていたのか、あるいは本棚で眠っていたのか、定かではありませんが、これからは僕がしっかりと使っていくつもりです。

メルカリ価格は、690円でした。(Amazon価格は、780円です<中古品+2020年5月時点>)

英検1級とは違い、絶版となっても値段が高騰することは無いようです。

 

6.2012年度版 英検準1級 過去6回 全問題集+CD

ここからはCDもセットになります。

最新版は音声ダウンロードが可能なので、CDを買う必要がほとんどありませんが、昔はリスニングをやりたかったら、このようにCDも買うしかありませんでした。

このCDがけっこう高い!

お金がかかりすぎる故、過去問CDを何年度分も買い込むということができなかったため、1回のリスニング問題がとても貴重でした。
僕も対策をしていたころは、iPodに入れて何度も繰り返し聞いて、勉強しました。

問題集、CDともに、「非常にきれいな状態」で届きました。
メルカリには、CDセットのものが割と出ていますので、お得です。

メルカリ価格は、700円でした。(Amazon価格は、1,200円です<中古品+2020年5月時点。そしてCDの出品はありませんでした>

AmazonにCDが売っていなかったので、こうなるとメルカリの勝ちですね!

 

7.2010年度版 英検準1級 過去6回 全問題集

こちらも問題集+CDのセットです。

英検準1級だと、こういうセット販売がよくあります。
他の級でもありますので、まずは探してみましょう。

古いテキストだと、Amazonよりもメルカリのようなフリマアプリが活躍します。
有名なところだと、楽天がやっている「ラクマ」も良いです。
僕はいくつも掛け持ちするのが苦手なので、ちゃんと使うのはメルカリ1つに絞っていますが、たまにラクマも覗いてみたりします。
いまは断捨離ブームなので、本棚に眠っているテキストを出品する人が多いです。
かなり状態がいいものが多いので、使ってみたいと思うものがあれば探してみましょう。

こちらのテキストも、「かなり状態がいい」ものでした。
書き込みや汚れもなく、とてもきれいです。
出版されてから10年も経つので、それなりの劣化はありますが、使うには問題なしです。

メルカリ価格は、1,100円でした。(Amazon価格は、2,479円です<中古品+2020年5月時点>)

英検はTOEICと違い、新形式になったと言えども、そこまで大変革したわけではありません。旧形式の過去問だから用無し、ということにならないので、それが救いですね。

 

8.2008年度版 英検準1級 過去6回 全問題集

英検準1級のテキストはこれで最後です。

英検の過去問には2年分の問題が入っているので、隔年で買っていくと重複なく揃えることができます。

というわけで、僕は偶数年度のものしか購入しません。

そして、こちらの出品は非常にレアで、CDが未開封だったのです。
実際に到着したものを確認すると、たしかにビニール包装がされたままで、お店からそのまま持ってきたような状態でした。
おまけに全問題集のほうも、なかにチラシが挟まったままの新品で、価格の安さにも驚きました。

メルカリ価格は、700円でした。(Amazon価格は、1,241円です<中古品+2020年5月時点>)

Amazonでは、CDがまさかの1円+送料でした。
もっと価値があると思うんですけどねえ。

ともあれ、ここで英検準1級編は終了です。

TOEFLのテキスト

ここからはTOEFLテキストの紹介です。

僕はこれまでTOEICを専門で指導してきましたが、講師としてもっとレベルアップしていきたいと思い、TOEFLを志すようになりました。

いまはTOEFL受験に向けて、日々勉強しているところです。
学習記録をつけながら、毎日の進歩をちょっとずつ重ねていっています。

TOEFL対策用のテキストも、メルカリでいくつか購入しましたので、ご紹介したいと思います。
引き続き、お付き合いください。

1.Official TOEFL iBT Tests

TOEFLの公式問題集です。
TOEFLがどういうテストかを分かっている人が使うと良いです。

まだTOEFLの問題形式をよく知らないのであれば、『オフィシャルガイド』から購入しましょう。
こちらです。

※ もうすぐ新しいバージョンが出るみたいなので、急ぎでないのであれば、そちらの発売を待ったほうがいいです。

問題数をこなしたい場合に、『Official TOEFL iBT Tests』を追加していくといいです。
テストが5回分ずつ収録されているので、かなりのボリュームです。

『オフィシャルガイド』には、解説が載っていますが、こちらの『Official TOEFL iBT Tests』には解説がありません。
ご自分で根気よく学習できる英語力+執着心がないと、途中で挫折してしまうかもしれません。

放送文のスクリプトは収録されているので、そこは安心です。

こちらは「未使用」の状態で、2冊セットで購入できました。
1冊ずつだと、ちょっと高くなるので、セットで買えたほうがいいです。

メルカリ価格は、5,300円でした。(Amazon価格は、6,323円です)

Amazonでは割引された価格だったので、本屋さんで買うと、もうちょっと高くなります。

 

2.TOEFLテスト英単語3800 [4訂版]

TOEFL単語集の定番ですね。

TOEICでいう『金フレ』といったところでしょうか。
(収録語彙のレベルは全然違いますが)

英検準1級や1級のベースがあると、スムーズに取り組めると思います。
もちろん、TOEFL単語集から入っても大丈夫なので、目標に合わせてですね。

冒頭のRANK1(基礎的な単語)には、例文がありません。
ずらっと並んでいるだけです。
また、全体を通して、名詞には例文がつけられていません。

別冊の「分野別英単語リスト」には、TOEFLに頻出の学問やトピックの概要を絡めたキーワードが収録されており、辞書的に使うことができます。
こういう気遣いはありがたいですね。

こちらは、CD未開封の「未使用」状態で購入できました。
けっこうレアだと思います。

メルカリ価格は、1,300円でした。(Amazon価格は、2,530円です)

TOEFL本は高いので、ぜひメルカリで探してみてください。

 

3.TOEFLテスト でる単 5000

TOEICでもおなじみ、でるシリーズです。

もともとは韓国でベストセラーの単語集であり、TOEICに精通している方ならご存じであろう、ハッカーズ発のテキストとなっております。

30日で1冊できるような構成になっており、1日あたり54~59語を学習するペースです。
巻末にはテーマ別の単語リストがついているので、学問分野・トピックごとに勉強するのに役立ちます。
テーマは30個あるので、これも1ヵ月でちょうど1周できる構成です。
冒頭から巻末まで、単語レベルは一定なので、ある程度の語彙力がないと大変かもしれません。

前出の『英単語3800』よりは、こちらのほうが実のある単語学習ができると思います。
もちろん1冊やるには相当な覚悟と根気が必要ですので、「やる気のある人限定」です。

このテキストも、「未使用品」として購入できました。
新品同様のものが安く買えるのがメルカリの魅力です。

メルカリ価格は、1,050円でした。(Amazon価格は、2,860円です)

かなり安いですね。
1冊やるのが大変なので、買うときは覚悟を決めましょう。

まずはメルカリで探してみよう

英語のテキストで欲しいもの、使ってみたいものがあるのなら、まずはメルカリで探してみることをオススメします。

というのも、英語のテキストは安くありません。
平気で2000円とか3000円とかします。
思い切って買ったけれども自分に合わなかった……ということになったら悲しいですし、そのまま本棚に置いたままになるテキストも可哀そうです。

メルカリに出品されているテキストは、出番を待っています。
もし自分が使ってやれそうだと思ったら、ぜひ使ってあげましょう。

とくに高校生や大学生だと、お金に余裕がないので、メルカリのような存在が非常に大きいです。
また、学生を子供に持つ親御さんにとっても、テキスト代が節約できるのは良いことでしょう。

よく探してみると、新品と変わらないものが見つかるかもしれません。
ちょっと高いなと思ったら、値下げをお願いすることだってできます。
良心的な出品者が多いので、けっこう応じてくれますよ。

このところ英語の試験は、軒並み受験料が高額になりつつあるので、せめてテキスト代だけでも安く済ませたいところです。

メルカリは英語学習者にとっての味方ですので、どんどん利用してきましょう。

それでは、ご覧いただき、ありがとうございました。